暖気運転の必要性って?何分くらいするべきなのか

暖気運転は何分くらいするべきか

暖気運転は一昔前は10分ほど時間が必要でしたが、最近の車は1分程度の暖気運転で十分です。

暖気運転するために、ゆっくりと走行しながら暖めるなどエンジンも工夫されるようになりました。なので、エンジンをかけた後は、急にスピードアップするのではなく、ゆっくりと走行して徐々に暖めていき、スピードを出すことでカバーできます。

寒冷地など極端に寒い場所は、暖機運転は少し長めに5分から10分程度行うことで安定した走行ができます。暖気運転は何分すべきかという点においては、場所や気温によって調整するのがベストな方法と言えるでしょう。

暖気運転は必要か?

暖機運転は一昔前の車には必要でしたが、最近の車は必ずしも行う必要があるとは言えません。

そもそも暖気運転とは、エンジンを起動した後しばらく低負荷状態にしておくものです。アイドリングをすることで暖機運転になり、昔は暖機運転をしないとエンジンが十分にパワーを出すことができないなど、走行できるまでの準備をしっかり行う必要がありました。

一方で、最近の車はアイドリングストップなど電子制御されているケースが多いため、エンジンの性能も格段にパワーアップしていますし、エンジンの温度を上げたり、十分に暖かな状態にしなくてもエンジンがしっかりかかるので問題なく走行できるようになっています。

暖機運転を意識することなくエンジンオイルも向上しているので環境にも優しい走行ができます。また暖機運転をすることでエンジンの燃焼が向上し、少ない燃料で走行できるため冷たい燃料よりエンジン走行が改善されるなどメリットがあります。

ターボ車への必要性

ターボ車を保有している場合、暖機運転は必要かどうか気になるでしょう。ターボ車はエンジン内部に高い負荷をかけ続けるため、ダメージも大きいことがわかります。そのため、エンジン内部に十分なオイルを循環することが重要になります。

ターボ車の暖機運転は以前は10分ほど必要でしたが、最近はエンジンをかけてからメーターのアラームをチェックし、少し暖めてから周辺を確認する程度で十分です。

アクセルを踏み込んで加速する際には、エンジンをかけてからすぐではなく、ゆっくりと加速するような流れが重要です。急な加速によってエンジンへのダメージも大きいため、その辺はゆっくりとターボ車の暖機運転を行うことが大切になります。

ハイブリッド車でも暖機運転が必要な場合とは?

ハイブリッド車は、エンジンの状態によって自動で自動・停止を行うので、特に暖機運転は必要ないのが一般的です。

ですが、寒いと短距離走行の繰り返しを行うため、燃費の悪化になるといえます。なので、ゆっくり走行しながらウォームアップするのが最適になります。そうすることで、次第とエンジンを暖めながら走行することができ、ハイブリッド車は暖機運転が自動で制御されるため、特に意識することなく、最初はゆっくりとした走行で十分対応できます。

極寒地などは暖機運転が必要になるため、5分程度温めることが重要になります。地域によって暖機運転が必要かどうか、検討すべきです。

ディーゼル車の暖機運転は何分必要か

ディーゼル車はエンジンが温まりにくいので、暖機運転が必要になります。

10分程度しっかりと暖機運転することでエンジンのかかりがよくなり、走行が軽やかになります。エンジンを暖まって水温計が消えるのを待つのがポイントになります。ディーゼル車はエンジンのかかり具合など、水温計の様子などチェックしながら、ゆっくりと運転することが重要になります。

寒冷地などではエンジンが温まるため、しばらく暖機運転を行ってから、ゆるやかな走行を行うことで落ち着いた運転を行うことができるようになります。

暖気運転によって燃費が悪くなる?

暖気運転をしていると、ガソリンの減りがいつも以上に早く感じられます。

実走行の燃費の向上に多少の好影響はあるかもしれませんが、暖気運転中のガソリンの消費の方が大きいような印象を受けます。

走行していなくても暖気運転によってエンジンを動かしているわけですからガソリンの消費は少なからずあります。なので暖気運転は必要以上に長くせずに適切な時間で終えるように調整したいところです。

暖機運転という漢字が正しい?

これまで暖気運転と書くことが多いですが、正しくは暖機運転という字を書きます。

車の中を温める目的でも暖機運転をしている人が多いため、暖気と表記すると思う人の割合の方が高いですが、正しくは機械を温める暖機運転という字が正しいです。