
キズパワーパッドを貼ると白く膨らむ間に傷を補修してくれますが、いつまで貼るのが良いのか悩みますよね。
ずっと効果が持続するなら張り替えるのはもったいないですし、効果が続かないのであれば張り替え時期が気になってきます。
キズパワーパッドは他のカットバンに比べて高価なので、できるだけ無駄なく最大限の効果を得たいと思い、キズパワーパッドの貼り替え時期や貼っている時に気になったことを調べてみました。
キズパワーパッドを貼って疑問に思ったことの解消にお役に立ていただけたらと思います。
キズパワーパッドはいつまで貼るべきなのか
キズパワーパッドの製造元の公式サイトによると、キズパワーパッドは貼り替えをせずにできるだけ長くつけている方が傷の治りが早いそうです。
ですが、傷からの滲出液やキズパワーパッドの剥がれによって効果を発揮できなくなってしまうので、そうした場合は貼り替えが必要となります。
基本的には完治まで貼っていてOKのキズパワーパッドですが、貼り替えタイミングを誤ると肌トラブルを引き起こす可能性もあるので注意が必要です。
キズパワーパッドの貼り替えのタイミング
ただ、端が剥がれて汚れがついたり傷口から出る滲出液が多く、キズパワーパッドの白いふくらみがはみ出してくるようであれば貼り替えが推奨されています。
傷の大きさにもよりますが、初めのうちはこの滲出液も多いので貼り替えのタイミングが早いこともありますが、徐々に傷も回復してくるので滲出液も減り、完治まで貼り続けられるようになってきます。
滲出液がそれほど出ない傷であれば、1度貼ってそのまま完治ということもありますが、端が剥がれると細菌が入り込む原因にもなるので適度に確認して適切な貼り替えをしたいところです。
やけどへの貼り方
やけどでキズパワーパッドを貼っている場合も同様で、できれば完治まで貼り続けるのが望ましいです。
ですが、やけどの症状が重たい場合は滲出液も多いので、患部の状態を確認しながら適切なタイミングで貼り替えをするべきです。
張り替え時は傷口は洗うべき?
キズパワーパッドを貼っていたところにゲル状やゼリー状のものがついていることがあります。
これキズパワーパッドの成分が滲出液を吸収してできるものなので、貼り替え時には水道水でキレイに洗い流す必要があります。
このままキズパワーパッドを貼り替えてしまったら傷の治りが遅くなるだけでなく、最近が繁殖する可能性もあるので必ず傷口は洗ってから新しいキズパワーパッドに張り替えるようにしてください。
膿が出ている場合は医師の診断を受ける
また、傷の状態によっては傷口から膿が出る場合もありますが、淡黄色で臭いを発してドロっとしたものが出て傷口の周囲が赤く腫れているのであればキズパワーパッドの使用を中止して医師の診断を受けることをお勧めします。
患部周りがかゆいときは治りかけのサイン?
キズパワーパッドを貼ってかゆみが出る原因は大きく3つあります。
1つは傷口の治りかけによるもの。ここでかかないように我慢すれば傷口の補修が完了するのであともう少しの辛抱ということになります。
原因の2つ目は、キズパワーパッドの粘着剤が肌に合わずにかゆみを引き起こしていること。一度剥がしてみて皮膚が赤くなっていないか確認してみると良いです。
3つ目は常在菌が繁殖してかぶれていることによるものです。常在菌の繁殖を防ぐには傷口を良く洗い、水分をしっかりと拭き取ってからキズパワーパッドを貼ることが大切です。
もしズキズキするような痛みがある場合は感染している可能性があるのでその場合は医師の診断を受けることをお勧めします。
キズパワーパッドの痛くない剥がし方のコツ
キズパワーパッドを貼ると、皮膚の再生と傷口の修復が促されます。
新しく生まれたばかりの皮膚は柔らかくて剥がれやすいためキズパワーパッドを剥がす際には、一端を何度か軽く横に引っ張り粘着面に空気を触れさせつつ、ゆっくりと剥がすようにすると良いです。
剥がれにくい場合は皮膚とキズパワーパッドの間に温水を流しいれるようにすると剥がれやすくなるのでおすすめです。
こうした方法は再生されたばかりの柔らかい皮膚を剥がさないコツであると同時に、痛くない剥がし方のコツであると言えますね。